旧横須賀警察署跡地(小川町10の1)に建設される施設の概要が明らかになった。神奈川県が所有していた同地を、都内の不動産事業者が約28億円で落札したのは昨年11月。市役所前で公園に隣接し、幹線道路沿いにある好立地とあって、その事業内容に注目が集まっていた。
今月9日に行われた住民向け説明会には、町内会や商店街関係者約15人が参加。事業主である日本土地建物株式会社の担当者らが計画概要を示した。敷地面積は2405平方メートル、高さ52m・17階建ての中高層分譲マンションで、住戸数は212戸。公園側に高さ約6・5mの立体駐車場を設置するという。ファミリー層を中心にした間取りを検討しており、約350人が居住する試算。今年6月から旧警察署の解体を行っており、新築工事の着工は11月ごろ。19年12月の竣工を予定している。
地元町会「安全対策を」
説明に続き、参加者からは工事に関連した質疑があった。建設地周辺は車道が狭く一方通行が多いため、重機など工事車両の動線を懸念する声が上がった。これに関して事業者側は、安全管理の徹底と搬入ルートを検討すると答えた。解体工事においても既に振動・埃の影響も出ているため、家屋調査などで個別に対応していくとしている。また、地元町会からは、当該マンションが市役所と公園、繁華街の間に位置することもあり、「違法駐車等も多い場所で、夜間の防犯や安全対策を連携してできないか」といった提案もあった。
今後、同社では新築工事の工程が決まり次第、再度、住民向けの説明会を行う方向だという。
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