第61回全国農業コンクール(島根県・毎日新聞社主催)で、市内南金目の(株)フリーデン(大谷康志代表取締役社長)が、神奈川県代表に選ばれた。
このコンクールは、全国から選ばれた20代表が、農業技術や経営管理などの取り組みと実績を発表し、グランプリを決めるというもの。都道府県から推薦された全国の農業生産者や団体が、専門機関の審査を経て選出される。
フリーデンは全国に9つの農場を展開し、養豚から加工、製造、販売に至るまでを一貫して行っている。今回のコンクールでは、「フードチェーンから『安心・安全・おいしさ』に挑戦」という同社理念に向けた、さまざまな取り組みが評価された。
同社オリジナルブランドのやまと豚は、きめ細かな柔らかい肉質と上品な旨みが特徴。血統や育成環境、飼料などを徹底管理したこだわりの品だ。商品管理には、これまで自社で育てたやまと豚全頭をDNAバンクに登録するなど、養豚業では珍しい取り組みもしている。
また同社は、農水省が衛生管理システムの安全性を認証する「農場HACCP」について昨年、グループを含む6つの農場で、養豚場として国内初の認定を受けた。地域循環農業についても、岩手県の荒廃した休耕地70ヘクタールを使って飼料米を育成し、現地の雇用や経済、環境保全に貢献している。
「こうした様々な取組みやスタッフの日々の努力が、今回の評価に繋がったのでは」と大谷社長。「県民代表として、高い位置での入賞を目指したい」と、意気込みを語った。
|
<PR>
平塚版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>