ベルマーレ 巧みなパス回しに屈す 昨季王者・広島に完封負け
直近4試合はナビスコ杯も含めて2勝1敗1分と、J1の水にようやく慣れ始めたのか、ここに来て上り調子の湘南。勝ち点3を奪って勢いに拍車をかけたいところだったが、前半はディフェンディングチャンピオンの広島が湘南を圧倒した。
これに対し湘南はプレスをかけることができず、受け身にまわるばかりで持ち前のアグレッシブな攻撃が影を潜める。堅さばかり目立つ湘南に対し、広島は悠々とパスを回し、少ないタッチ数であっという間にゴール前へボールを運ぶ。そして、敵ながら見事なパスワークで18分、45分とゴールを奪い、湘南は2点ビハインドで折り返す。
4バックにシステムを変更した後半は、湘南が攻撃に出る。特に相手に疲れが見え始めると、それに反比例するかのように勢いが増し、岩上のクロスや高山の巧みなドリブルから積極的にシュートを放つ。だが、精度が悪かった。そのほとんどが枠の上を超え、脅威を与えるには至らず、無得点のまま終了。
13節終了時点で、リーグ戦はW杯予選とコンフェデ杯により、1カ月の中断期間に入る。この期間を利用して攻守ともに立て直しを図り、熱い湘南の夏を迎えたい。
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