平塚(まち)の足跡 〜町名探訪〜 第84回 「堤町(つつみちょう)」
旧馬入地区にある地名で、馬入川に沿った場所という由来から付けられたとされる。西を国道129号線、東をテクノロードと接する工業団地で、住宅は存在しない。
旧馬入地区には集落と耕地を水害から守るため、八幡の台地の裾から川沿いに続く約980mの堤防が築かれていた。現在は、堤防跡に沿うように「馬入緑道」が整備されており、当時の面影をしのばせる。
堤町は、堤防の東側(堤外地)に位置した小字「新田(しんでん)」と「大堤下(おおつづみした)」一帯を指す。堤防の西側(堤内地)と比べると、東側は出水の影響を受けやすく生産が不安定だったという。また大堤下では、昭和時代になると工場排水の影響が収穫に影響を与えた。
【参考文献▽『馬入の歴史』『平塚市郷土誌事典』】
■次回は富士見町の予定
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