地域住民が今年7月に植栽、整備した「土屋ざる菊園」(市道吉沢土屋線の座禅川橋西)で、約800株が見ごろを迎えている。=写真
菊園は今年、座禅川橋の架橋工事で資材置き場だった約1000平方メートルの私有地を無償で借り受け、土屋ざる菊愛好会(石井正昭会長)と土屋小学校、土屋公民館が協力して整備した。
土屋小では総合学習の時間を活用し、地域愛好者が毎年、苗の挿し芽から花を咲かせるまで児童に菊づくりを指導。秋には公民館で菊花展を開き、育てた菊を披露するという歴史がある。同愛好会の石井会長は「菊は毎日、水遣りをしないと枯れてしまう。生き物を大切にする良い情操教育になっているのでは」と話す。
整備した菊園に植えられている花も、愛好会と児童が育てた。赤と白、黄、ピンクの4色が咲き、大きさは直径80cm前後。
石井会長は「植栽の時期や土が影響したせいか、想定より小ぶりだが、今後も工夫して育てたい。地域の憩いの場となれば」と笑顔。交通量の多い市道沿いにあるため、土屋公民館の安池直治館長は「信号待ちの車から、皆さんがよく見ているのが分かる」と、色づく新名所に目を細めていた。
場所は日向岡トンネルから神奈川大学、座禅川橋を過ぎてすぐ左手。見ごろは11月上旬まで。「つちや菊花展」も11月2日〜6日、土屋公民館で開かれる。
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