大磯・二宮・中井版 掲載号:2014年4月25日号

大磯でドット作品の個展を開催する

杉山 映子さん

湯河原町在住 55歳

いつでも「レッツ ビギン」

 ○…大磯町の「ギャラリーぶたのしっぽ」での個展は、同ギャラリーが開設した年から続けている。今回の個展で展示する作品に使用しているポリエチレンテープは、いわゆる「スズランテープ」。薄く平らなテープを織り込み、大きいサイズのドットがギャラリーを埋めつくす。「一年間ためたものを皆さんに見てもらえたら」と朗らかに笑う。

 ○…創作にあてる時間は「1日に50分」と決めている。34年間、大磯で中学校の教諭を務めている自身にとって、授業と同じ50分は「時計を見なくてもわかっちゃう」というほど、体に馴染んだちょうど良い時間。「毎日同じリズムで暮らすのが好き。数学の教師だから、つい数字にこだわっちゃう」と苦笑する。

 ○…「若い頃は人前で話すのも苦手で、教師になるつもりはなかった」という。コンピューター関係の仕事を目指し大学も理工学部だった。だが、プログラムを一つでも間違うと全てが狂ってしまう機械の緻密さを学ぶうちに、少しの間違いやズレを寛容に受け入れられる人と人のコミュニケーションの魅力に気が付いた。「引っ張られる何かがあったんでしょうね」。なりたくないと思っていた教諭という仕事が今では天職。「子どもたちは必ず一年で成長する。その姿を見せてもらえる」と目を細める。

 ○…卒業する生徒たちへ贈るメッセージには、いつも同じ言葉を書く。「レッツ ビギン」。常に新しい何かを模索し、挑み続けることは、自身の生き方でもある。大学を卒業して教諭になってから、22歳で通信の大学で油絵を学んだ。陶芸や外国語にも挑戦し、40歳になって京都造形芸術大学の通信教育部でろう染めを学んだ。「身近なもので、誰にでもできる。水の中で染まっていく布の色は本当に綺麗」と魅力を語る。「毎日続けているから部屋中作品だらけ。でも、これからもいろいろな作品を作り続けたい」。眼差しは、いつでも前を見据えている。

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