神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区版 掲載号:2011年7月28日号 エリアトップへ

ほっとぽっと 精神障害テーマに動画作り 理解求め、ボランティア説明会

社会

掲載号:2011年7月28日号

  • LINE
  • hatena
木村さん(=右から2人目)から説明を受ける参加者
木村さん(=右から2人目)から説明を受ける参加者

 精神障害者の生活支援拠点として、2005年に開所した「ほっとぽっと」(運営・NPO法人共に歩む市民の会)。精神障害者について多くの人に理解してもらおうとさまざまな取り組みを行う同所では、7月16日に当事者の生活を記録し動画を制作する「動画一緒に作らない?」のボランティア説明会が開催された。

 精神障害者は病気がある程度回復しても、退院してからの受け入れ先がないという理由から何年、何十年と入院する「社会的入院」と言われる状態の人が大勢いるという。この企画は、現在入院している精神病患者に制作した動画を見てもらうことで、退院後の生活を具体的にイメージしてもらおうというものだ。

 当日は横浜市内から集まった7人のボランティアが参加。横浜市民放送局の木村静さんを講師に迎え、ポイントや編集の流れ、カメラを使った撮影練習が行われた。木村さんは「ありのままを伝えることが大切。その人が普段しないことは撮らず、あくまでも自然体を撮影してほしい」と話していた。

 今後は参加者が「ほっとぽっと」の利用者と交流しながら理解を深め、8月から撮影や編集作業に取りかかり、動画を完成させる予定だ。

 担当者は「福祉の専門家だけでなく市民参加で活動するのは、差別や偏見をなくすことにつながると思う」と期待を込める。

当事者への理解・サービスは不足

 ほっとぽっとの担当者によると、精神障害に関する福祉サービスは身体障害、知的障害に比べると「まだ不足している」と指摘する。

 外見では分かりにくいため、「理解してもらうのに難しい場合もある。偏見や差別も根強い」と話す。担当者は「退院を希望する人が安心して退院することができ、その後の生活を専門家だけでなく、地域全体で支えていくことが大切。当事者が自分らしい時間を過ごせる社会を一緒に作っていければ」としている。
 

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

ズーラシア動物園で公演

ズーラシアンブラス

ズーラシア動物園で公演

5月19日に

4月25日

季節の花がお出迎え

二ツ橋の水辺

季節の花がお出迎え

4月25日

足を延ばしてほっと一息

足を延ばしてほっと一息

自然豊かな2公園

4月25日

華やぐ春を満喫

里山ガーデンフェスタ

華やぐ春を満喫

5月6日まで

4月25日

春の木漏れ日、浴びよう

春の木漏れ日、浴びよう

中原街道沿いに市民の森

4月25日

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

4月30日〜5月6日、「SEASIDE CINEMA 2024」

4月24日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 4月4日0:00更新

  • 7月20日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook