神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
旭区・瀬谷区版 公開:2024年2月8日 エリアトップへ

今宿南小学校 震災の記憶を伝承 いのちてんでんこ旗印に

教育

公開:2024年2月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
みんなのしるし合同会社の踊り子と児童たちが一緒に演舞した
みんなのしるし合同会社の踊り子と児童たちが一緒に演舞した

 今宿南小学校(佐々木一高校長)で1月25日、津波の恐ろしさや自然の力を音楽や踊りを交えて伝えるミュージカル「いのちてんでんこ」が3年から6年生に向けて上演された。

 「いのちてんでんこ」とは、三陸地方で使われる「地震が来たら津波が来る、てんでばらばらに他人にかまわず逃げろ」という意味の言葉。

 同公演を行うみんなのしるし合同会社の前川十(じゅう)之朗(じろう)代表は、東日本大震災の被害を受けた三陸地方で津波の証言を取材。現地の小集落に伝わる郷土芸能も取り入れ、自然災害の記憶を発信する舞台を生み出した。2013年から公演を続け、今年1月は関東の小学校で巡回公演を行っている。

 公演では、観劇するだけでなく、踊りの講習を受けた3年生の児童5人も、一緒に郷土芸能を披露した。

 児童代表として、6年生の山田啓斗(ひろと)さんは「東日本大震災の時はまだ母のお腹の中で、あまり関係の深くない出来事だったが、津波の恐怖をミュージカルで分かりやすく知ることができた。今回伝えてもらったことを家族にも語りたい」と感想を述べた。

 前川さんは「小さい集落には郷土芸能が残っており、コミュニティをつなぐ装置になっている。津波の恐ろしさや自然とともに生きる精神も交えながら、伝承していきたい」と語った。また1月に発生した能登半島地震についても触れ、「日本のどこでも自然災害と向き合わざるを得ない。舞台の力を用いて、いかに身を守るかということも伝えられれば」と話した。

旭区・瀬谷区版のローカルニュース最新6

横浜市民を女子バスケWリーグファイナルステージに無料招待

横浜市営地下鉄が「エキタグ」を導入

横浜市営地下鉄が「エキタグ」を導入

センター北、関内、上大岡、踊場の4駅から

1月18日

横浜市が自治会町内会向けデジタルサービスの紹介冊子作成

防災意識高める新年に

防災意識高める新年に

旭区で消防出初式

1月16日

環境活動を称える

環境活動を称える

瀬谷区で表彰式

1月16日

デジタル活用で施策推進

黒岩知事インタビュー

デジタル活用で施策推進

新地震防災戦略策定へ

1月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月16日0:00更新

  • 1月9日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

旭区・瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

旭区・瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年1月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook