「文化部のインターハイ」とも呼ばれる第48回全国高等学校総合文化祭(以下「総文」)に、県立白山高校2年で中白根在住の後田(うしろだ)巧樹(こうき)さんが、書道部門で出場することが決定した。総文は7月31日から8月5日にかけて岐阜県で展示や交流会などが行われる。
篆(てん)書の創作に挑戦
書道部の後田さんは、第60回県高校書道展で高文連会長賞を受賞し、総文出場を決めた。前年は、手本を見ながら書く臨書の作品で同賞を受賞しながらもあと一歩のところで総文出場を逃したという後田さん。今回は「張協『雑詩』」を最も古い書体とされる篆書を創作することに挑戦。約7カ月をかけて出展作品を仕上げた。篆書を選んだ理由について後田さんは「一文字一文字の個性を出したいと思った。自分なりに表現したいという気持ちが強かった」と話す。県では約1000点の中から総文出展作品に選定された。
書道部の宮地広顧問は「根気強く諦めないところが彼の良い点」と評価する。後田さんは「総文出場が決まりうれしい。墨の集まっている所や余白、かすれなどで迫力のある書を表現して、できる限り上位に入れるように頑張りたい」と話した。現在は総文出展用の作品作りに没頭しているという。
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