神奈川消防署は7月7日、子安小学校で消防団員の消火訓練を行った。
今回の訓練は、消防団協力事業所と勤務地団員を対象に行ったもの。消防団協力事業所とは、消防団活動に積極的に協力していると認定された事業所や団体のこと。勤務地団員は、同事業所の社員も含み、居住地は神奈川区外だが日中の勤務地が区内である団員のことを指す。神奈川区では現在、17企業が認定を受けており、全団員約430人のうち約80人が勤務地団員となっている。
当日は、消火栓の開閉の仕方や放水のためのホースの準備の仕方などの基本動作を確認。実際に放水も行い、団員たちは消火のための動きを真剣な表情で学んでいた。「実際に経験することで有事の際に慌てずに対応することができる。また、地域の防災を支える者同士で顔を合わせて交流を深めることも大切」と同署消防団係の天野寛則さんは訓練の狙いを話す。
昨年末に協力事業所に認定された日本保安工業(株)=新子安=の小山大輔代表取締役は、自身も訓練に参加。「しっかりと知識、技術を身に着けていきたい」と話した。同時期に認定されたメルビック電工(株)=同=の田中秀一管理本部長も、「みんな緊張気味だが真剣に取り組んでいた。もしもの時に地域を支えられるようにしていきたい」と思いを口にした。
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