神奈川区の瑞穂ふ頭にある米軍施設「横浜ノース・ドック」に配備された米陸軍小型揚陸艇部隊について、部隊が2月8日から運用開始される見通しとなっている。
13隻・280要員
昨年1月の日米安全保障協議委員会(日米「2+2」)で公表された新部隊については、今年1月17日に防衛省から横浜市に運用開始等についての情報提供が行われた。防衛省からの提供によると、新部隊の名称は「第5輸送中隊」で、在日米陸軍第10支援群の下に置かれ、2月8日に運用が開始される(同日に式典も開催予定)。部隊の新編に伴う船舶の増加はなく、配置済みの13隻を使用。約280人の要員は、今年中に配置していく予定となっている。
本部隊の新編により、所要の場所に迅速に部隊や物資を展開することが可能となり、自然災害を含む様々な緊急事態において「日米が連携して対応する能力が向上することとなる」としている。
市長「全面返還へ取組む」
防衛省からの情報提供のあった1月17日には、山中竹春市長がコメントを発出。「市民の皆様の安心に繋げていくためには、当該部隊の具体的な活動内容等、更なる情報が必要です。適時適切な情報提供と、市民生活の安全・安心に影響を及ぼすことがないよう万全な対策を講じることを、本日、再度国に求めました。引き続き、瑞穂ふ頭/横浜ノース・ドックの早期全面返還に向けて取り組んでまいります」と話した。
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