神大寺小学校で2月15日、ピアニストの西川悟平さんを招いた特別コンサートが開催された。
西川さんは、ジストニアという難病で5本指の機能を失うも、懸命なリハビリで7本指のピアニストとして再起。東京2020パラリンピック閉会式のグランドフィナーレでの演奏も担った。同小の教諭と親戚である縁から演奏会が実現した。
低学年と高学年を対象にした2回のコンサートでは、ショパンの『ノクターン』や『アラジン』の劇中歌『ホール・ニュー・ワールド』などを演奏した。演奏間には、自身を「ゴーちゃんと呼んで」と言い、軽妙なトークを交えながら、夢について講演。ピアノを始めたのは高校からと遅いスタートで、障害を患う中、夢を実現する魔法は、「夢を口にする・叶った姿をイメージする・決して諦めない」という3つであることを、自身の経験をもとに児童たちに語った。
終演後には、高学年児童からサプライズで合唱のプレゼントも。西川さんは、「子どもたちのもとを訪問するのは、夢の一つだったので嬉しい」と笑顔を見せた。ピアノを習っている6年生児童は「ゴーちゃんのように素敵な演奏をできるようになりたい」と話した。
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