横浜市内で唯一、醤油の醸造を行っている横浜醤油株式会社(筒井恭男代表取締役)=松見町=が昨年から開発中だった、フードロス対策の一環として販売に至らなかった海苔を集めて加工した「のりの佃煮」がこのほど完成した。
佃煮は、醤油や酒、みりんなどの調味料を入れ、煮詰めることで、保存性を高めた調理加工食品。海苔問屋で出荷されなかったものや、家庭で不要になったり賞味期限が切れてしまった海苔などを同社の醤油を使って新たな商品として生まれ変わらせた。
通常の味付けに加え、甘さや辛さを変えて3種類の味を用意した。筒井代表は「海苔を集めるのは大変だったがようやく完成した。使わなくなった海苔を再び生き返らせることはフードロス削減にも繋がる」と話す。
実際に食べてみると、白米が進む甘しょっぱさとともに、海苔の風味が口の中に広がる。パスタや豆腐にかけてみても合いそうだ。
同社の工場のみで数量限定販売中。詳細は、横浜醤油(株)【電話】045・401・9317へ。
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