多摩版 掲載号:2016年8月25日号
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高次脳機能障害支援 専門相談窓口を開設 9月から 社協「あんど」

社会

 多摩市社会福祉協議会が運営する「地域活動支援センターあんど」(市立総合福祉センター3階)は、9月から高次脳機能障害で悩む人や家族を支援するための相談事業を開始する。同事業は、多摩市の委託を受けて実施するもので、市内で専門の相談窓口を設置するのは同施設が初。今後、窓口で就労支援や障害福祉サービスの利用などの相談を受け付け、地域で安心して暮らしていけるようにサポートしていくという。

 高次脳機能障害とは、脳卒中などの病気や交通事故など、様々な原因で脳に損傷を負ったことによって、身体の麻痺や視聴覚の障害とは別に、言語や記憶、思考、空間認知能力などの認知機能や精神機能に障害を持つことをいう。程度や現れ方などは人それぞれで、外見からはわかりにくく、自覚することが難しいため、これまで障害として認められることが少なかったという。

 東京都では、そうした高次脳機能障害者への支援を2006年度から各区市町村単位で進めるよう推進しており、二次医療圏単位での各拠点病院への委託事業も進めてきた。多摩市を含む南多摩医療圏域(八王子・町田・日野・稲城)では、2013年度に医療法人社団永生会(八王子市)が都の委託を受けて、南多摩高次脳機能障害支援センターとして支援をスタート。近隣では町田市、稲城市が独自に支援・相談窓口を開設している。

相談は電話か窓口へ

 そうした中で、多摩市では、9月から市の委託を受けて多摩市社会福祉協議会が運営する「地域活動支援センターあんど」で相談窓口を開設することになった。同施設では、地域で生活している障害者の自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう支援活動を行っており、今回、新たに高次脳機能障害の専門相談窓口を開設。障害に悩む当事者や、家族を対象に、地域で安心して生活ができるよう、就労施設や在宅デイサービス、グループ活動など、個々に合わせた社会資源を紹介するなどの障害福祉サービスの提供を行っていくという。あんどでは「今までこの障害のことは知られていなかった。障害のことを知ってもらうと同時に、困っている人たちがいることも知ってもらいたい。行政、医療、福祉機関と連携を取りながら、本人、家族が暮らしやすい生き方のサポートをしていくことができれば」と話している。

 なお、相談については電話、もしくは直接窓口へ。場合によっては出張も可。問い合わせは、【電話】042・356・0348へ(日曜・第2土曜・祝日を除く午前8時30分〜午後5時)。

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