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桜ヶ丘商連企画 多摩と浪江 紡ぐ交流の輪 小中学生15人が福島訪問

社会

掲載号:2018年2月22日号

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神輿を一緒に担ぐ子どもたち=商連提供
神輿を一緒に担ぐ子どもたち=商連提供

 東日本大震災からまもなく7年――。原発事故の影響で避難を続ける福島県浪江町の子どもたちと多摩市の子どもたちによる交流が2月10日、福島県二本松市で行われた。震災直後から復興支援活動を行っている桜ヶ丘商店会連合会の企画で実現した今回の訪問。同連合会の平清太郎会長は「震災や原発事故を風化させないためにも今後も交流活動を続けていきたい」と語った。

 同連合会は、震災直後から被災地を訪問し復興ボランティア活動を実施する他、2012年から「せいせき桜まつり」で復興支援活動を行ってきた。15年からは、浪江町の子どもたちを招いて交流を続けている。

 そうした中で、今回初めて、多摩の子どもたちを連れて福島県を訪問しようと、多摩市教育委員会に協力を要請。支援を得て、多摩第一小学校の児童有志10人と多摩中学校の生徒会5人が現地を訪問することができた。

 当日、早朝に聖蹟桜ヶ丘駅を出発した一行は、電車を乗り継ぎ二本松駅に到着。小学生と中学生はそれぞれ原発事故の後、二本松市の廃校舎で授業を行っている浪江小学校・津島小学校と、浪江中学校を訪れた。

 浪江・津島小学校は現在児童数5人。その5人と対面した後、浪江の子どもたちが制作した神輿を一緒に担いだり、挨拶かるたで遊んだりした。最後にはプレゼント交換を行い、親交を深めた。一方、9人が通う浪江中学校でも、自己紹介から始まり、学校の様子を報告。故郷についての意見交換会や、浪江の中学生が作詞した歌を一緒に合唱して、短い時間ながらも交流を深めた。

 その後、小中学生は二本松駅で合流し、駅前で郷土料理の「浪江焼きそば」を堪能。午後には、3年前に多摩を訪れた杉田小学校の卒業生たちによる劇を観賞し、帰路へ着いた。

 今回の訪問について児童は「仲良くなるのに最初は緊張して難しかったけど、遊んでいるうちにみんな笑顔になれた。交流の場となる『桜まつり』にも参加したいし、もし機会があればまた行きたい」と感想を話していた。

 また企画した同連合会の平会長は「これまで3年間交流を続けてきたからこそ今回の訪問が実現できた」と感慨深く語り、重ねて「毎年交流することで子どもたちの成長や被災地の現状・課題を知ることができる。継続させることがいかに大事かを痛感した。震災や原発事故を風化させないためにも、今後も地元の方々や教育委員会のお力を借りながら、浪江の子どもたちとの交流・支援を続けていきたい」と話している。

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