アフリカ各国の大使や大使館員らで構成されたアフリカ外交団チームと多摩市民チームによる国際親善サッカー大会が9月14日、東京多摩フットボールセンター南豊ヶ丘フィールドで盛大に開催された。主催は、2020TAMA協議会と多摩市レクリエーション協会。阿部裕行多摩市長らも観戦に訪れる中、白熱した試合が行われ、サッカーを通じて交流を深めた。同協議会の澤雄二代表は「これを機会にレガシーとして毎年開催していきたい」と今後に意欲を見せた。
主催した2020TAMA協議会は、オール多摩の精神を根幹に、市民、企業、各種団体、行政とタイアップし、東京2020オリンピック・パラリンピックを契機に、多摩市における「おもてなし」の実現と活性化、多摩市の創生・再生をめざし活動を行っている。
今回の親善サッカー大会に向けて動き出したのは3年前。同協議会のメンバーで多摩市レクリエーション協会にも名を連ねるメンバーが、かねてから親交のあったセネガル大使館のアリ・ウンディアエ一等書記官を通じて、アフリカ各国と多摩市で友好を深めようと、サッカーの親善試合を企画。調整を重ね、天候不順などの影響で中心になったこともあり、今回初めて開催が実現した。
当日は、有志の多摩市民チームと、10カ国を超える大使館関係者によるアフリカ外交団チームが対戦。多摩市民チームには、最高齢で79歳の人が参加した他、外交団チームは家族らも応援に駆け付けた。試合は白熱した展開で盛り上がりを見せ、2対2で引き分けた。
試合前に行われた開会式で、外交団チームを代表して挨拶をしたエリトリア大使のエスティファノス・アフォワキ・ハイレ氏は「ここに来ることができて嬉しい。外交は人々が交流することが大事。今後、日本とアフリカの間で、ビジネス、社会開発、平和が重要。今回が外交交流のきっかけになれば」と話した。
同協議会の澤代表は「今回の企画が3年越しに実現できて嬉しい。良い試合だった。文化・スポーツの交流だけでなく、ビジネスの面でも交流のチャンスがある。多摩市の創生・再生に向け、来年もまた企画したい」と意欲を見せた。
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