3月2日に紙飛行機大会を開いた「中央公民館学習ボランティア」の代表 橋本 タイ子さん 上粕屋在住 67歳
会員増やしてもっと楽しく
○…生涯学習の推進を目的に活動している「中央公民館学習ボランティア」。3月2日には同館で「つくって飛ばそう、紙ヒコーキ大会」と題する催しを開き、家族連れなど20人以上が参加した。競技形式で行われたイベントは盛況で「子どもよりも夢中になって遊ぶお父さんたちの姿もあった。皆で楽しめてよかった」と安どの表情を浮かべる。
○…毎年この時期、折り紙を使ったおひな様作り講座を開いてきたが、「子どもたちに、テレビゲームばかりではなく昔の遊びを楽しんでほしい」と考え、今年は紙飛行機を企画。参加者からの反応もよく、来年の開催も決まった。現在会員は60代を中心に10人。今年度は、柏餅作り教室や宇宙研究施設の見学などを行った。また、お花見やお食事会を通じて会員相互の親睦も深めた。「勉強もでき友だちもできるのが魅力。10年後も20年後も学習ボランティアを続けたいな」
○…上粕屋に生まれる。子どものころは大人しく、クラスでも目立たなかった。一方、体を動かすことが大好きで小中学生のころは短距離走や高跳びが得意だったという。「口数が少ないのは今も同じ。口より先に体を動かすタイプかな」と自己分析する。中学卒業後に就職し、結婚は25歳の時。しばらくは故郷を離れ平塚などに暮らしたが、子育てが一段落した29歳のころ上粕屋の実家近くに家を建てた。一人娘は独立し、現在は夫と2人で暮らす。
○…29歳から小学校の給食調理員として定年まで勤め上げた。学習ボランティアに入ったのはその後すぐ。「仲間と協力して頑張るのが好き。皆と一緒に活動することが私の趣味であり、生きがいとも言える」。代表として5年目を迎える今年の抱負は「仲間=会員を増やすこと」ときっぱり。でも何より大切なのは、健康に楽しく活動すること。「個人的には、ひとまず70歳までしっかり頑張りたい。これが目標!」。にこりとした笑顔が印象的だった。