7月に行われる主張発表大会に県を代表して出場する 亀井 良美さん 下谷在住 54歳
笑顔でスピーチ
○…県商工会女性部連合会主催の主張発表大会が、5月に開かれた。女性部の取り組みや活動を通じて感じたことなどを3分間にまとめてスピーチするこの大会。今年度は県内19の女性部から1人ずつ発表を行った。伊勢原代表として初出場だったが、夏祭りでアメリカンドックを販売したエピソードを堂々と披露。「女性部の一体感を伝えよう」と、猛暑のなか皆で協力して模擬店を盛り上げたことなどを元気に紹介した。
○…「女性部のおかげで成長できた」と言ってはばからない。充実した活動の日々を笑顔でアピールし、結果は優勝。「自分個人の成果ではなく、部員全員で勝ち取った結果」と振り返る。7月には県を代表して関東ブロック大会に進む。今度は制限時間10分。「構想を考える毎日。なかなかまとまらないです」と頭をかくが、「県大会同様、素直な思いを伝えたい。悔いのないようにできればよし」と前を向く。
○…下谷に生まれた。小さいころは明朗活発。スポーツと書道が好きで伊勢原中学校ではバスケットボール部で活躍した。実家の酒屋を手伝おうと、高校では比較的早く帰宅できる書道部へ。卒業後は市内の経理事務所に就職。その後22歳で結婚し、3人の子育てが一段落した46歳の時に、知人の紹介で女性部へ。活動は9年目を迎え自身にも変化が。「人間関係は狭く深くだと思っていましたが、今は違う。多くの人と関わることで成長できるし、何しろ人生が充実すると分かりましたね」
○…曽祖父が創業した酒屋を現在は夫婦で経営している。「いらっしゃいませ。今日もお仕事お疲れ様」。店頭でも持ち前の笑顔を絶やさない。女性部の活動で忙しいが、時間を見つけては趣味の新舞踊を楽しむ。関東ブロック大会まであと1カ月あまり。「優勝なんて大きなことは言えませんが、とにかく明るく元気に話せるよう準備します」-。力強く誓った。