楽天会の4代目会長に就任した 府川 健さん 上粕屋在住 74歳
朗らかに絆を繋ぐ
○…昨年35周年を迎えた市内最大級の親睦団体「楽天会」。108人の会員を代表して舵を取る。「楽天会は自分にとって、もう一つの家族のような繋がり。みんなが親睦を深められるように活動を支えていきたい」と笑顔で話す。会員親睦だけでなく、市民に郷土玩具を伝えるせみ凧大会や渋田川清掃、みんなのベンチの寄贈など活動はさまざま。「今までの会長方の企画力・実行力は素晴らしい。更に楽天会が大きくなるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
○…「歳を重ねると絆の大切さをより感じるようになりました」。友人に誘われて楽天会に入ったのは18年ほど前のこと。肩書や年齢など関係ない、みんなが横一線となる会の魅力にハマったのだとか。会計を10年、副会長を4年務め、多くのメンバーと親睦を深めた。楽しい活動ばかりだが、その中でも65歳の時に会のウォーキング部で挑戦した富士登山の達成感と山頂からの眺めは忘れられない思い出だ。趣味のゴルフにカラオケ、ウォーキング…、その後の仲間との一杯。すべてが楽天会の活動。「もう楽天会がなくっちゃ生きていけないよね」と笑う。
○…松田町生まれ。高校卒業後に就職するも、実力主義の世界に入りたいと、1964年に守屋税務事務所の事務員として入職。今も現役、今年で50年を迎えた。「多くの方に会い、育てていただきました。大切な情報を扱う仕事、誠実が何よりも大切です」という。結婚後は秦野に住んでいたが、1990年には住まいも伊勢原へ。「だって、友達はみんな伊勢原ですもん」と笑顔で話す。
○…いつも朗らかな笑顔で周囲を和ませるムードメーカー。会の平均年齢も60歳以上となり、これからの運営を担う若手会員の拡大が急務のひとつだという。「笑顔で活動、親睦の絆がテーマです。もっと広く、多くの人に入ってほしい。親睦を楽しみましょう」と微笑んだ。