8月9・10日に総合運動公園で開催するMANAROCKの代表 渡邉 薫さん 串橋在住 42歳
音楽による街づくりを
○…「地域の音楽シーンを活性化させていきたい」。地域のミュージシャンが集まり、伊勢原から音楽を発信する音楽フェス『MANAROCK,14』の代表を務める。2年前から市運動公園を拠点にし、より地域に密着したイベントを企画。「子どもの頃に行った盆踊りは、大人になっても忘れない思い出。そんなイベントにしたい」と話す。
○…山形生まれ。音楽が好きで、高校時代にギターを始める。東海大学への入学を機に神奈川へ。大学時代はハードコア系のオリジナルバンドで活動した。音楽を続けたい気持ちが強く、卒業後は厚木のライブハウスFUZZYでアルバイト。音響から営業、経理まで様々な事を学んだ。閉店に伴い、仕事でも付き合いのあった市内笠窪の音響設備会社パル音楽産業へ。「音響の仕事は中でも外でも喜んでもらえる環境を提供することが大切。日々進歩する世界、まだまだ勉強中です」と笑う。現在はイベント現場での音響などを担当するほか、伊勢原駅前の貸しスタジオBOXスタジオの店長も務めている。
○…「野外で元気よく音楽をやろう」。そんな軽い気持ちから始まったMANAROCKも今回で10回目。昔は自分たちが楽しめれば良いと思っていた時期もあったが、回を重ね、歳を重ね、代表となった今は、伊勢原を盛り上げるチャンスとして、大人から子どもまで楽しめるイベントをめざす。「今年のテーマは『一体感』。音楽好きの交流の場として、音楽のある豊かで愛される街づくりに一役果たせれば」と笑う。
○…昨年結婚、4カ月になる息子と遊ぶのが楽しみのひとつ。趣味は家庭菜園で、FUZZY時代取得した調理師免許を活かして、休みには自分の作った野菜で料理も担当するのだとか。準備も佳境に迫り忙しい日々。「伊勢原発の音楽フェス。地元の子がここで成長して、大きく羽ばたき、また伊勢原のフェスに戻ってきてほしい」と微笑んだ。