2月24日に中央公民館まつりで「夢」についての講演を行う 鍛代 元気さん 湘南ベルマーレ所属 23歳
全力プレーを惜しまない
○…昨年、サッカーの三浦知良選手が代表入りして注目を集めたフットサル。国内にはＦリーグと呼ばれる10チーム制のリーグがあり、現在、湘南ベルマーレの一員としてプレーする。今月24日には、伊勢原出身のＦリーガーとして地元に凱旋。中央公民館まつりで「夢」をテーマに講演を行う。公民館に勤める高校時代の先輩からの依頼ということもあり「精一杯頑張ります」と意気込む。
○…日向に生まれ、サッカーを始めたのは小１の時。運動が好きで一時空手を習ったこともあったが、心底夢中になれたのはサッカーだった。「プロになる」という夢を持ち、その後もボールを蹴り続けたが願いはかなわず、高校卒業後は指導者を志しスポーツの専門学校へ。20歳の時、湘南ベルマーレとコーチ契約を結んだ。
○…小中学生を指導していたある日、たまたま見かけたフットサルの練習風景を見て「もう一度ボールを蹴りたい」という思いにかられた。21歳の時にチームの強化部長に懇願、その熱意と競技経験を買われ２軍にあたるサテライトへ。「とにかく必死だった」と振り返るように、全力で練習に励んだ。周囲から「努力の鍛代」といわれるほど頑張れたのは再び取り戻した「プロになる」という夢の力だった。昨年、念願のトップリーグに昇格。昨シーズンは全27試合中、23試合に出場。現在は、来季を見据え練習の日々を送る。
○…趣味はスノーボードとサーフィンだが、今はスペイン語とポルトガル語の勉強に時間を割く。「外国人選手ともっとコミュニケーションをとりたい」と話すように、仲間とのつながりを大切にしている。「カラオケではＡＫＢ48を踊り付きで披露しますよ。チームメートが喜んでくれるから」とサービス精神も旺盛だ。「講演は緊張しますけど、楽しみです。皆に夢はかなう。かなえるんだと伝えたいです」―。気合十分で当日に臨む。
