3月9日の大山登山マラソン歓迎イベントで演奏する和太鼓集団「明晴」の代表 中村 里奈さん 東大竹在住 25歳
太鼓への熱意”あっぱれ”
○…社会人から学生まで、18人で活動する明晴(あっぱれ)メンバーを日々まとめる。演奏会は月2回から、多い時では毎週、市内外で開催している。最近は演奏会の合間に、実際に観客が太鼓に触れて、写真を撮影する時間も好評だという。「太鼓の魅力は、聞く人によって曲のとらえ方やイメージが違うところ。太鼓を生で感じて触れて、見てくれた人が興味を持つきっかけになれば」と願う。
〇…伊勢原生まれ伊勢原育ち。みこしを担ぐ父の影響で、小学1年生から近所の子ども会でお囃子を習っていた。以来、太鼓が好きになり、中学卒業後は和太鼓部の活動が盛んな県立中央農業高等学校へ。「普通の女子高生と違って、毎日田植えや畑仕事をしていた」と笑う。高校では、授業以外太鼓漬けの日々。「曲作りから演奏会のメンバー決めまで、やるのは全て自分達。選考メンバーに落ちて辛かった時も、好きだから和太鼓はやめなかった」と振り返る。卒業後の2007年、有志の演奏会に集まったメンバーで和太鼓集団「明晴」を結成した。
〇…明晴という名前は、結成当時のメンバー皆で考えた。「すごく気に入っていて、練習の始めと終わりは必ず『よっ、明晴』で締めます」と話す。現在は市内の歯科医で働きながら、週2回の練習に参加。メンバーは家族のような存在だとか。今でも、後輩の指導も兼ねて高校で練習することもある。「後輩や年下の子に教えるのが好きなんです。魅力ある太鼓部にしてほしくて」と語る。
〇…趣味はピアノやドライブ。「基本的に人が好きなので、よく友達と車でラーメン屋やスタバに行って喋ってます」と話す。今後は、一般の大会に出場することが目標。歓迎イベントでは「ウェザー」や「TAI―DO」などオリジナル曲を多数披露する。「見にきてくれる人たちにも、手拍子などで参加して欲しい。一緒に演奏を楽しみましょう」と呼びかけた。