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伊勢原版 公開:2014年11月21日 エリアトップへ

11月24日、三寶寺(沼目)で写真と音楽を融合させた個展を開く 江頭 良弘さん 沼目在住 73歳

公開:2014年11月21日

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カメラ、笛、時々ラケット

 ○…季節によって違った表情を見せる山々の尾根、真っ赤に色づいた彼岸花の群生地、沢の深くでしぶきを上げる勇猛な滝の姿…。自然の美を撮り続けて10年。今回初めて個展を開くことになった。個展と言ってもただの展示ではなく、篠笛で曲を奏でる「写真と音楽の融合」が見どころだ。当日は知人のギター奏者も参加。「どこまでやれるかは分かりませんが頑張ります」と意気込んでいる。

 〇…福岡県八女郡に生まれた。根っからのスポーツ少年で、中学、高校ではテニス部に所属。郡の大会で入賞することも多く、「メダルを頂くのがうれしかった」となつかしむ。教員だった父の影響もあり、高校卒業後は福岡教育大学に進学。その後、横浜市の小学校教員採用試験に合格し、23歳で上京した。赴任した学校で妻と出会い、29歳で結婚。ほどなく沼目に新居を構えた。家では2人の子どもを育て、教壇では児童一人ひとりと真摯に向き合った。青葉区や泉区内の小学校では校長も務めた。

 〇…カメラを始めたのは定年から3年後のこと。嘱託勤務していた横浜市内の区役所で開かれていた写真展にふと立ち寄り、作品に収まる人や街の表情に感銘を受けた。「自分もやってみよう」。独学でカメラを学び、これまで長野や山梨、故郷の福岡など各地を独りでまわった。フィルムの味わいを好むため、デジタルカメラでなく、中判カメラが旅のパートナーだ。

 〇…「5年かけてやっと吹けるようになった」という篠笛も大切な趣味の一つ。教員時代に聴いたペルー人奏者の音色に魅了された。吹くだけで満足せず、七沢の藪から竹を持ち帰ってオリジナルの笛も創作。個展での演奏はプレッシャーだが、「元気よく頑張ります」と前向きだ。今後はテニスも本格復帰する。「積極的に外へ出ていきますよ」。カメラ、篠笛、時々ラケット。道具を持ちかえながら充実した毎日。まさにアクティブシニア。

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