神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
伊勢原版 公開:2015年8月7日 エリアトップへ

子どもに物づくりの楽しさを伝える「エジソンプロジェクト〈遊び隊〉」の代表 徳永 龍次さん 高森在住 60歳

公開:2015年8月7日

  • X
  • LINE
  • hatena

笑顔で徹する裏方役

 ○…ペットボトルで作ったロケットを水の力で40mの高さまで飛ばす。これだけではない。改良に改良を重ねた”新型機”にはパラシュートを搭載した。8月2日に成瀬小学校で行った「ロケット作り教室」では快晴の空に打ち上げた編隊が落下傘を背負いゆっくりと降下。子どもたちの歓声が会場に響き渡った。「皆の笑顔が見たいから毎年やっているんです」。教室を主催する「エジソンプロジェクト〈遊び隊〉」の代表としてうれしそうに語る。

 〇…鹿児島県に生まれた。幼少期は身のまわりの機械に対して関心が強く、「どうして時計は動くの」などと、よくドライバーを片手にその仕組みを追った。「手先はわりと器用でしたし、物づくりが好きだったから」と高校生のころ技術者を目指そうと決意。卒業後に上京し、武蔵工業大学で機械工学を学んだ。24歳で食品機械メーカーに就職。厚木市内に勤務していた30歳の時に結婚し高森へ移り住んだ。現在は妻と2人の子どもと暮らす。

 〇…エジソンプロジェクトの発足は2008年4月。青少年指導員の経験者有志が「子どもたちに物づくりの楽しさを」と集まった。発足当初から代表を務め、現在11人の会員をまとめる。「皆が楽しく活動できる環境整備が私の仕事」と話し、自身を「裏方役」と位置付ける。ロケット作り教室の次は秋に「手作りマジック教室」を控え、すでに準備が始まっている。「皆でアイデアを持ち寄り、新しい手品を考えるのは簡単ではない」といい、時に打ち合わせは深夜にも及ぶ。

 〇…今春60歳を迎えたが、積み上げた経験を生かして今も仕事を続けている。「健康が第一」と毎朝5時に始める3Kmのランニングを日課とし、帰宅後は冷水シャワーで気合を入れる。「仕事やエジソンプロジェクトから得る充実感は大きいと思います。今後も楽しく長く続けていきたいですね」。笑顔を輝かせながら意気込みを語った。

伊勢原版の人物風土記最新6

平野 杏子さん

平塚市美術館で「平野杏子展」を開催している

平野 杏子さん

伊勢原市出身 94歳

5月3日

増田 文彦さん

伊勢原市消防団の消防団長に4月1日付で就任した

増田 文彦さん

日向在住 58歳

4月26日

冨手 和行さん

フォーミュラドリフトジャパン(FDJ3)のカテゴリーで年間2位になった

冨手 和行さん

上粕屋在住 42歳

4月19日

滝口 英仁さん

3月19日付で第93代伊勢原警察署署長に就任した

滝口 英仁さん

神奈川県警視 54歳

4月12日

成瀬 徳春さん

神木のぼり保存会の代表を務める

成瀬 徳春さん

上粕屋在住 75歳

4月5日

山本 尚宏さん

「失われた納め太刀」のラインコンテンツを製作した

山本 尚宏さん

東大竹出身 41歳

3月29日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月5日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 1月26日0:00更新

伊勢原版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月3日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook