下谷肺筋具会の会長を務める 川村 繁さん 下谷在住 75歳
今日の活動が明日の活力
○…「カタカナで普通に表記するよりインパクトがあっていいでしょ」。”肺”と”筋肉”を鍛える目的で16年前に自身でつくったハイキングクラブ。その名も「下谷肺筋具会」。これまで95回開催し、全62コースを歩いてきた。今年も2月25日の曽我の梅林コースから始まり、3月には白山、9月には渋沢丘陵など、12回の開催が予定されている。「季節に合わせたコースを毎回設定しています。初めて参加する人も、すぐに友達ができますよ」
○…群馬県高崎市に3人兄妹の長男として生まれた。メンコやコマで遊ぶことが好きな、典型的なワンパク少年だったと幼少期を振り返る。高校卒業後に就職。製造業に定年まで勤め上げた。伊勢原に移り住んだのは46年前。結婚後は4人の子どもに恵まれた。「静かに広がる田園風景ときれいに見える大山・富士山。下谷のこの景色が大好きです」と話す。
○…下谷肺筋具会のほかにも、南ペタンククラブ、大田卓球愛好会、O・S麻雀クラブなど8つのサークルに所属。そのほとんどが自身で立ち上げたサークルで、現在も5つの会で会長を務めている。「人を誘って活動するのが好きなんですよね」。定年を迎える1年前、健康のために計画したのがハイキングだった。「歩く人はボケにくい。歩くと若返ると考えたんです」と明るく笑う。当時から1人で続けているコースの下見は1カ所2〜3回歩くそう。
○…「これがいつもの1週間の予定です」。そう言いながら見せる予定表には活動の予定が朝から晩までギッシリ。「とにかく家の外で体を動かしたい、人と会って遊びたいという気持ちが強いんです」。こうして毎日活動することが”明日の活力”になるという。自慢は健康な体。これまでほとんど風邪をひいたことがないという。「でも、今年はインフルエンザに罹ってしまって…」と苦笑い。今後も健康を維持し、地域でアクティブに活動する。