9月16日にファンの集いを行う五條詠寿郎後援会で会長を務める 小林 功治さん 風海オーナー 72歳
活躍願い全力サポート
○…伊勢原出身の舞踊家、五條詠寿郎さんを応援しようと2010年に発足した「五條詠寿郎後援会」。会員は年々増え、昨年末には105人に。7回目となるファンの集いを9月16日に開催する。3代目の会長として、現在は集いに向けた宣伝活動やプログラムの打合せに全力投球する日々だという。「彼を身近に感じられるのがこのイベントの一番の魅力。ぜひ参加して、ふれあってもらえたら」と呼びかける。
○…新潟県出身、秦野市在住。大学進学を機に上京し、卒業とともに教員の道へ。座間市の小学校に10年程勤務した後、伊勢原市へ移り、竹園・高部屋・桜台小で教壇に立ってきた。「自然の中での活動など思い出がいっぱい」と優しい笑顔で振り返る。退職後は、市内桜台に陶芸もできるカフェ・居酒屋『風海』を家族4人でオープン。「息子の陶芸、娘の料理、妻の歌など家族それぞれの趣味を生かすとともに、何か発信できる場所にしたかった」と語る。店内で開催されるギャラリーやうたごえ喫茶などのイベントは毎回好評。街の憩いの場となった。
○…ある日、お店にコーヒーを飲みに来たのが竹園小時代の教え子である五條さんだった。「卒業して10年以上経っているので最初はお互い気付かなくて」と笑う。それを機に彼の舞踊に魅了され、応援を決意。人脈を生かして後援会を立ち上げた。発足時から事務局として広報活動など積極的に支援を続ける。「教え子の活躍ほど嬉しいことはないですよ」
○…昔から体を動かすことが好き。「今は散歩くらいになってしまったけど」と照れ笑い。今年7月に、お店は10周年を迎えた。「何か発信し、つなげる場所にしたい」という想いはオープン当初から変わらない。人と人、人と作品など、このお店がきっかけや出会いの場となったら嬉しい―。そんな願いを込めながら、今日もこだわりのコーヒーを淹れる。