(公社)神奈川県宅地建物取引業協会・湘南中支部長に就任した 松本 茂さん 高森在住 68歳
原点に戻り地域に貢献
○…伊勢原・平塚・秦野・大磯・二宮の3市2町で400社が加盟する(公社)神奈川県宅地建物取引業協会・湘南中支部。6月1日付で支部長に就任した。「会員の皆さまと協力し、社業発展はもちろん、公益社団法人として地域の特性に合わせた地域貢献をしていきたい」と話し、これから先を担う若手の育成にも力を入れる。
○…松田町生まれ。厚木高校を卒業し明治大学へ。アルバイトに明け暮れながらも不動産業を営んでいた親戚に勧められ、学生時代に宅地建物取引士(宅建士)の資格を取得。それがきっかけで不動産業界へ進み、38歳で独立開業した。「明日に残る仕事ができるのが不動産業のやりがい。買って良かったと言ってくれることが嬉しい」と話す。また独立と共に奉仕団体のひとつ伊勢原ライオンズクラブに入会。地域貢献活動にも積極的だ。「生まれでなくても優しく受け入れてくれる地域に感謝」と笑顔で話す。
○…「一人で出来ることには限度があります。情報交換やアドバイスの場として協会を利用してほしい」。時代の流れとともに様々な法律も変わり、常に勉強が必要な不動産業界。正しい知識を消費者に伝えるためにも、支部での講習会等の充実を図る。また各地区で行われている啓発や募金活動などの社会貢献活動にも力を入れるという。自身も支部の相談会に出ることも多く、「相談に来られる方に適切なアドバイスをしたい」と今も勉強は欠かさない。
○…4人の孫を持つおじいちゃん。趣味は、読書と孫と遊ぶこと。そして最近始めたという水彩画。「2020年のオリンピックの開会式を孫と見たい。それまでは現役かなぁ」と笑う。これまで育ててくれた業界に感謝し、原点に戻り真摯に業界発展に取り組む。