産業能率大学の学園祭・瑞木祭実行委員会の代表を務める 加藤 大詩(たし)さん 情報マネジメント学部3年 21歳
父親譲りの職人気質
○…産業能率大学湘南キャンパスの学園祭、瑞木祭が11月6日、7日にオンラインで開催される。掲げたテーマは共宴。コロナ禍で繋がりが薄れている今だからこそ、皆が繋がって一緒に宴を作って、元の生活を取り戻したい、という願いを込めた。「地域の人にもオンラインで参加して頂き、誰もが楽しめるように作った。大学の魅力を伊勢原という地域を含めて発信する」と話す。
○…東京都出身。ネパール人の父と日本人の母親の間に生まれた。都立高校を卒業後、産業能率大学へ。植木職人の親方として働く父親の手助けができればとの思いもあり、経営やマネジメントを実践的に学べる同大情報マネジメント学部に進学した。父の仕事を現場で見て、「一人ひとりの力には限界があるが、個人の特長を見極め、良い方向に導くことで、組織として生み出すものが計り知れないことを学んだ」と目を輝かせる。
○…小中高とサッカー部に所属。大学では新しいことにチャレンジしようと実行委員会へ。1、2年と企画班に所属。昨年は班のリーダーとしてメンバーをまとめ、クイズ大会の番組配信などを成功させた。そうしたリーダーシップを発揮したこともあり、実行委員会の代表に選ばれた。「父がリーダーの理想。皆に実行委員会の仕事に興味を持ってもらい、面白さを感じてもらえるように権限を与えた。皆が責任感を持って動いてくれたおかげで、良いものができそう」と仲間への感謝も忘れない。
○…最近はまっているのがキャンプで、一人でも仲間とも時間があれば車で出かける。「キャンプは非日常が味わえて楽しい。気に入ると、深くまで突き詰めたくなる。父親譲りの職人気質かも」と笑顔で話した。