伊勢原青年会議所の第45代理事長に就任した 青木 孝幸さん 東大竹在住 39歳
子どもの未来に使命感
○…社会貢献を目的に、20〜40歳までの青年で組織された伊勢原青年会議所(伊勢原JC)。今期は15人でスタートする。掲げたテーマは「志鳴(しめい)SHIMEI 未来へ繋ぐ子ども達へのメッセージ」だ。JCの明るい未来を作る志と、多くの人に響かせる、共鳴への思いを込めた。「持続可能な社会に向けて、大人が変わる姿勢を伝えたい」と語る。
○…生まれも育ちも伊勢原。福祉を学ぶため、つくば国際大学に進学。卒業後は市外の福祉施設で介護士として働いていたが、地元に恩返しをしようと、高齢者施設の泉心荘へ。現在は訪問介護事業所のネクサスケア伊勢原で管理職として働く。JCに入会したのは25歳の時。泉心荘の理事長に勧められたのがきっかけ。色々な委員会活動を通じて人脈が広がり、多くを学んだ。特に2010年に納め太刀を復活させたことが印象深い。「納め太刀を大山詣りにつなげて、観光のPRをしていきたい」と話す。
○…33歳で結婚。今年小学校に入学する愛娘と一緒にジグソーパズルをして遊ぶのが楽しいという。小・中・高と野球部、大学ではサッカー部に所属するほどのスポーツマン。大山登山マラソンには10年以上続けてエントリー。納め太刀の周知のため、1メートルほどの木製太刀を担いで走っていた。「今年も参加する。遅いと恥ずかしいので、しっかり体を鍛えて臨みたい」
○…持続可能な社会に向け、SDGsをより身近に感じてもらうため、子どもたちと一緒に体験できるイベントを計画中。「SDGsを知らない人がまだ多い。まず企業に働きかけることで、従業員に浸透する。子どもたちがより豊かな社会を生きられるようにすることが我々大人の使命だと思う」と熱く語った。