市立浦賀中学校(阿部信行校長)の美術部員が描いた「黒船来航図」が今月2日、京急浦賀駅そばの壁に掲示された。大きさは縦1・5m×横4mで、新2・3年生40人を中心に、約4カ月かけて制作。アクリル系の絵の具を油絵のように塗り重ねて重厚感を出した。「平面図の資料から、立体感を出すのが大変だった」と生徒たち。イメージを補うため、久里浜のペリー記念館や浦賀のコミュニティーセンター分館に艦船の模型を見に行ったという。同部を指導した高野京子元顧問は、「初めて黒船を見た浦賀の人たちの『脅威』も表現できたのでは」と出来ばえを評した。
「名物の一つに」
浦賀・鴨居地域運営協議会が、「浦賀の名物の一つにしたい」と地元中学に依頼したもの。絵画には「サスケハナ号」など艦船名や全長も記されている。同協議会会員で、以前同中の校長を務めたことがある中内弘さんは「黒船が最初に来校したのが浦賀だということを、この絵を通して観光客に周知させたい」と嬉しそうに話した。
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