国内で開催されるウインドサーフィンの大会に出場し、数々の最年少優勝記録を更新するなど目覚ましい戦績を残している逸材が逗子市にいる。久木中2年生の杉匠真君。今月16日(土)・17日(日)の両日に逗子海岸で行われる「FREESTYLE(フリースタイル) FESTA(フェスタ) 逗子」に出場予定で、初のスペシャルクラスでの優勝を目指す。
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杉君は逗子海岸でインストラクターをしている父・純太郎さん(50)の影響で小学1年生のときに本格的に競技を始めた。初めて出場した逗子の大会では挫折こそ味わったものの、その後は「ジュニアウインドサーフィン選手権」で6連覇。大人を含む大会で優勝や準優勝を重ねるなど才能を開花させた。純太郎さんによると、杉君はアマチュアの年間ランキングで昨年1位。今年も首位をキープすればプロになれる可能性もある。中学生でのプロ誕生となれば競技史上初だ。
拠点は逗子海岸。週末や放課後など学校以外の時間はほとんど海に出る。「毎日練習していても全然飽きない。一つ技ができるようになると嬉しくて、また他の技にも挑戦したくなる」と杉君。昨年は初めて海外の大会にも参戦。アマチュアクラスのベスト16に入り、経験を積んだ。今年は世界選手権への出場にも力を入れていくという。
フリースタイルはウインドサーフィンの競技の一つで、セールで風を掴んで波の上を飛んだり、ターンを決めたりと技の難易度や完成度を競う。今大会は地元逗子開催と自身にとっては”ホーム戦”。アマチュア同士で戦うスペシャルクラスで上位入賞すればプロとの対戦もみえてくる。「繰り出せる技はまだ少ないけど、大会まで目一杯時間を使って、種類や難易度を上げていきたい」と意気込んだ。
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