民泊修学旅行 人気上昇で受入れ拡大 長井で実績、西海岸一帯で
横須賀市が推し進めている「民泊修学旅行」の誘致が大きな成果を生み出している。
民泊は一般家庭に宿泊して農漁業などを体験しながら地元住民と交流する教育旅行の一形態。2014年度から長井地区で中高生の受入れを始めており、当初2校167人だったものが、3年目となる今年度は現時点で12校1776人を迎えるまでになった。
3000世帯ある長井地区では、旅行会社と連携して受け入れ態勢を整備。現時点で約60件の家庭が地域で興した事業に参加している。独自に開発した農漁業や自然体験プログラムに加え、東京見物を組み合わせることができる立地的メリットが学校関係者の評価を得ており、誘致件数を順調に伸ばしている。特産品を使った土産物の開発にも乗り出しており、民泊を新たな産業に位置付けている。
5月には約800人の生徒が訪れる。市では受け入れ家庭の対象区域を佐島や秋谷などにも広げ、「西海岸地区民泊」として、さらに発展させていく考え。今月初旬には、インドネシアの高校生約30人が訪れており、国外の学校の誘致も進めていく。
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