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中島内科クリニック 甲状腺の血液検査 １時間で ３階に待合カフェも
甲状腺専門医の向笠医師
米が浜通の中島内科クリニックでは昨年11月、「迅速血液検査」を新たに導入した。これまで診断結果が出るまでに数日かかっていた検査を、１日で行うことができるため、患者の利便性向上が期待できる。
院内で検査が可能になったことによって、脂質や肝機能、腎機能、甲状腺ホルモンなどの血液検査結果が約１時間で分かるようになった。診断や薬剤量の変更などをその日に行うことができる。「患者さんの通院回数を減らすことができ、好評をいただいている」と向笠司医師。また、同クリニックの３階には、検査結果を待つ患者のための待合カフェを用意。コーヒーやお茶を飲みながら過ごすことができる。
４月には電子カルテの導入を予定。情報共有がスムーズになり、会計の待ち時間も短縮することができるという。同クリニックは、昨年から毎週木曜日の午後と第一、三日曜日及び祝日の診療を開始するなど、患者がより快適に通院できる仕組み作りに努めている。
「細胞診」スタート
同クリニックでは昨年９月、東京にある甲状腺疾患専門の伊藤病院から医師と技師を招いた検査を実施した。甲状腺のしこりから細胞を取り出し良性か悪性かを判断する「穿刺吸引細胞（せんしきゅういんさいぼう）診（しん）」というもの。検査は１分足らずで終了し、入院の必要もない。次回は３月頃を予定している。
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