横須賀版 掲載号:2018年3月9日号
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「猿島でフェス実現を」(商議所青年部) まち活性に音楽のチカラ

文化

左から進行役を務めた青年部の塚本氏、梶原氏、「かぼちゃ屋」オーナーの清遠氏
左から進行役を務めた青年部の塚本氏、梶原氏、「かぼちゃ屋」オーナーの清遠氏
 「音楽には絶対的なエネルギーがある。これをまちおこしのツールとして活用していく」─。上地克明市長が持ち出してきた「音楽のまち横須賀」のスローガンに、青年団体の横須賀商工会議所青年部がいち早く反応を示した。音楽を通じた異世代交流の活発化、大型フェス開催による地域振興など可能性の追求をスタートさせた。市が展開しようとしている事業にも応援の姿勢を見せている。先月22日には、音楽プロデューサーでプロドラマーの梶原徹也氏(元THE BLUE HEARTS)とドブ板通りのライブハウスオーナーの清遠武彦さんを迎えて、音楽で地域の価値を高める方法をテーマに議論。この場で「猿島で音楽フェス」のアイデアが飛び出した。以下は当日のディスカッションの要旨(敬称略)。

 ─横須賀の音楽は戦後ジャズが有名ですが、70・80年代はロックも隆盛を極めていました。

 清遠「ロック黎明期は、ジャズ方面から流れてきた凄腕のミュージシャンが結構いた。全国的なインディーズ・バンドブームの頃は、どぶ板通りも熱かった。ジャンルごとにライブハウスの棲み分けがあり、各ステージでは『俺たちが一番』と意地とプライドをぶつけ合っていた」

 ─そのライブハウスは今、どんな状況ですか。

 清遠「音楽シーンは低迷しているように思われがちだが、全然そんなことはない。先のバンドブームを経験した40・50代が再び楽器を持ち始めているのが最近の現象。年齢層は高いがバンド数は増えている。一方で10・20代の姿は皆無、世代間の隔たりが生じている」

 ─全国ではどうでしょう。

 梶原「かつて学園祭・文化祭の花形はバンドと決まっていた。それが今では、お笑いに移行しているそう。

コンピューターやネットが発達して個人で創作活動が可能になったこともバンドが少なくなった理由かもしれない。バンドは人と人とのつながりの極地。意見をぶつけあって、ぐちゃぐちゃになって、ライブで最高の瞬間を味わうのが醍醐味」

 ─今の高校生は校則の関係でライブハウスでは演奏できないそうです。

 梶原「規制やコンプライアンスが幅を利かせている時代だが、人間が発するエネルギーはあふれ出るもの。押さえつけようとしてもそれは無理。前向きな方向で若者にエネルギーの発露を用意してあげたい。横須賀が『音楽のまち』を標榜するなら、それこそ町ぐるみでそうした環境をつくっていくべき」

 ─異世代が混ざり合い、さまざまな音楽が街中から聴こえてきたら最高です。梶原さんは知的障がい者がメンバーに加わるバンド「サルサガムテープ」でも活動しています。

 梶原「打楽器を中心としたロックバンド。エネルギーの爆発力にいつも圧倒されっぱなし。音楽の前では障がいの有無は関係ない」

 ─音が感情を動かして、コミュニケーションの壁を取り払ってくれる。「音楽のまち」の理想の姿です。それとは別の視点となりますがひとつ提案があります。猿島を舞台にしたフェスの開催はどうでしょう。心地よい音に身を委ねて、汗を掻いたら海にダイブする。横須賀ならではの贅沢な時間が過ごせます。

 清遠「素晴らしいアイデア。現状の猿島は楽器の持ち込みが禁止。音楽をシャットアウトしている。フォークギターをかき鳴らして歌うくらいはいいんじゃないかと思う」

 梶原「全国のフェスで印象的な会場が2つある。ひとつは福島県南相馬市の『騎馬武者ロックフェス』。被災地のマイナスイメージの払しょくを目的に地元の人たちが手掛けている。もうひとつは、大阪の万博記念公園で開かれた『太陽大感謝祭』。鳴り物なら何でもOKのドラムセッションに200人超が参加して、一体感を満喫した。どちらも何かを動かそうとする主催者の強い想いを感じた。やり方を考えれば猿島も可能性はいくらでもある。挑戦の気持ちが大切」

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