(PR)
アルツハイマー病 採血で早期発見を 神歯大附属病院で検査可能
認知症患者数が増加している。国内で約600万人、65歳以上の6人に一人と推計されており、誰にでも起こりうる身近な病気となっている。ただ、認知症の原因疾患として最も頻度の高いアルツハイマー病(AD)は、発症の可能性を簡便な血液検査で調べることができるという。神奈川歯科大学附属病院 認知症・高齢者総合内科の眞鍋雄太教授=写真=に聞いた。
「前提として、認知症は何らかの疾患が原因となり、社会生活に支障を来した病態を指す。『もの忘れ』=認知症では決してない」と眞鍋教授。
とは言え、ADは認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)の時点から「もの忘れ」の症状が出始める。そのため「もの忘れ」がADの早期発見につながる要素であることを否定できないという。これに着目したのが、MCIスクリーニング検査だ。ADは、アミロイドβ1―42という異常なタンパクにより規定されるため、血液検査で脳内の原因物質の蓄積具合を推定し、ADの可能性をふるい分ける。
眞鍋教授は「早期発見と対応が症状の進行を抑え、改善につながる」と話す。検査時間は数分、結果は2〜3週間で知ることができる。
![]() |
|
|
|
|
|
|
|
<PR>