「自分を映す鏡」
担任からの勧めで自身初となる今回の論文コンクールに応募し、「横須賀クラブ賞」を受賞。自分にとって『大切なもの』は、相手の気持ちを理解し、察して接することであり、そのためには自分自身を知ることへの気づきを発表。将来の夢である保育士の仕事と自身が学童保育で経験した年少者とのやり取りを交え、自己理解をする上で周りや他人を貴重な”鏡”と表現し、まとめた。
「高校生活の中で自分のことをまだまだ理解しきれていないと気づき、今回の作文を通じて改めて見つめ直せた。東日本フォーラムは他の同世代や大人たち一人ひとりが抱く意見や考え方を知り、自分に取り入れ、視野を広げる機会にしたい」と展望を話した。
「自己理解と他者理解」
「高校に入る頃から精神的に大きく成長した」。中学時代から彼女を知る担任教諭は驚く。自身も「以前は何事にもあまりやる気がわかず、消極的で人見知りもしがちだった」と話す。そんな彼女の考え方を変えたのが学校行事で渡航したカナダでの10日間のショートステイ。「カナダの学生は皆、堂々としていてかっこよく見えた。そう振舞えるのは自己理解と他者理解があるためだと気づいた」
今回の論文では日本の男女間の差別に触れ、その解消には自他の相互理解が重要であると言及。自分の目線だけでは見えてこない側面があると、性格分析と合わせて論じている。「人によって大切にしているものは異なる。自己と他者理解を胸に東日本フォーラムへ臨みたい」と意気込んだ。
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