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神 歯 大附属病院 口内炎が治りにくい 口腔がん検診のすすめ
口内炎は、口中や周辺の粘膜に起こる炎症のこと。ちょっとした体の不調などをきっかけに生じるが、その多くは痛みを伴うものの自然に軽快するため、症状を軽んじて深刻な病気と思うことは少ないかもしれない。ただ、病変の中には一部がん化するものもあり、注意が必要という。神奈川歯科大学附属病院 口腔外科教授の安部貴大氏=写真=に聞いた。
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「口内炎のがん化は、ケースとしてそう多くないが、自覚したときにすでに進行した状態で発見されることがある」と安部氏。口中に違和感を覚えたら、ためらわずに歯科医にかかることが肝要という。
現在、神奈川県では地域歯科医師会と日本口腔外科学会が連携して、口腔がん検診を奨励する活動に取り組んでおり、目安として口内炎の症状が2週間以上続くようであれば、早期の受診を勧めている。
口腔がんと診断された場合の治療には、手術・放射線療法・薬物療法を組み合わせた多職種連携による集学的治療が必要となる。同附属病院ではチーム医療体制を構築し、地域がん診療連携拠点病院の横須賀共済病院や横浜市立大学附属病院などの支援を受けて、専門性の高い口腔がん医療を提供している。
セカンドオピニオンを求めることや、オンラインによるがん相談などにも応じている。
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