第44回全国小・中学校PTA広報紙コンクールで、横須賀市立桜小学校PTAが発行する『さくらんぼ』が佳作に選ばれた。日本PTA全国協議会の主催。全国の小中学校PTAから3345点の応募があり、45点の優秀作品の中に入った。今年5月に発表された令和3年度神奈川県PTA協議会の広報紙コンクールで最優秀賞を受賞し、県代表として選出されていた。11月18日(金)に東京都内で表彰式が行われる。
桜小では、PTA広報委員が年5回のサイクルで広報紙を発行。学校と保護者をつなぐ媒体として、児童らの活動や成長の記録などを発信する従来の役割だけでなく、独自の特集企画やスポーツ新聞を模したような遊び心あふれるレイアウトを取り入れるなど、随所に読ませる工夫を凝らしている。
広報委員長を務めている高橋香夕さんの編集方針は「学校のわからないをわかるに変える」。校内の取り組みやPTA活動で自分が疑問に感じていることを企画として取り上げ、丹念に取材して発信している。
例えば、多くの学校で実施されているベルマーク運動。WEB化されている最新の仕組みや学校にどのくらいの金額が積み上げられているかなどをまとめた。集計に手間取るPTA担当委員の負担を軽減しようと、在宅でできる「チョキチョキボランティア」制度を紹介。PTA活動参加のきっかけにつなげた。
卒業・修了記念号の表紙をあえて白紙とし、家族や友達と自分流の紙面を作成してもらうアイデアもユニーク。広報紙に興味を持ってもらう仕掛けとした。
「広報紙がなぜ必要か、役割に関する議論も深めて、保護者の知りたい情報やワクワクする内容を委員の仲間たちと楽しみながら発信していきたい」と高橋さんは今後の抱負を話した。
横須賀・三浦版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|