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5月17日
高層複合施設 25年に着工
再開発をはじめとする追浜地区のまちづくりの将来イメージを共有するシンポジウム「"横須賀の玄関口" 追浜 〜未来のまちづくり〜」が1月21日、追浜コミュニティセンター北館で開かれた。会場には雨が降る中、当初の定員150人の倍以上となる320人が足を運んだ。
駅前のバスターミナルや高層複合施設の建設、市道追浜夏島線の拡幅等再開発計画が進む同地区。第1部では横須賀市と国土交通省が事業展望を説明し、横浜国立大学大学院准教授の野原卓氏が基調講演「追浜のまちづくりとこれからの都市デザイン」を行った。
追浜の「資源」強化
野原氏は2040年までに全国約半分の都市が「消滅可能性都市」になるという推計に言及し、自治体が人を呼び込むためには地域の資源に価値を見出し、さらに掘り下げていくことが重要だと訴えた。さらに、官と民が連携したまちづくりのモデルを、横浜市の元町通りなどを例に挙げながら説明。商店街の回遊性を高めるために店舗の軒下を歩道として歩行者に提供するなど、地域で統一された景観形成を図る考えを共有した。
活性アイデア続々
第2部では野原氏をファシリテーターとして地元連合町内会、観光協会、再開発組合などの代表や企業担当者、専門家がパネルディスカッションを実施。戦跡などの同地区の魅力や市外に向けた魅力発信の必要性が確認された。
そのほか「住民が地元について学ぶ機会の提供」「同地区における女性や子育て世代をターゲットとした店舗の誘致」「塾やフリースクールなどの充実」などの地域活性を促すアイデアが次々と出された。
住居や店舗、図書館等が入居する2棟の高層施設は25年5月に着工し、その他の計画についても現在策定が進んでいる。
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