成年年齢が20歳から18歳に引き下げられて今年4月で2年。緑ヶ丘女子高等学校では1月24日、卒業を控えた3年生を対象に法律講座が開かれ、小矢部在住の司法書士 安東健郎さんが登壇した。
定年まで神奈川県内の高校で教員を務めていた安東さん。生徒を前に教壇に立つのは17年ぶりだったが、ブランクを感じさせない軽妙な語り口で契約や消費者問題の基礎知識についてクイズ形式で解説した。本題のほか、64歳から法律や金融経済の勉強を始め、69歳で司法書士試験に合格した自身のエピソードも披露。同校の「なりたい自分」を実現させるという教育理念に触れ、「理想の自分に近づくには挑戦を恐れず続けること」と生徒を鼓舞した。
授業後、生徒からは「勇気をもらった」「難しい消費者問題を楽しく学べた」といった感想が聞かれた。安東さんは「問いかけに素直に返してくれる生徒が多く、お互いに実りのある時間になった」と授業を振り返り「今後も若い世代に将来を考える機会を与えられたら」と学校での講義活動に意欲を見せた。
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