神奈川県下で最も歴史のある私立男子校の「逗子開成中学校・高等学校」(高橋純校長/1686人)が4月18日、創立110周年を迎えた。当日は同校体育館で記念式典が行われ、全校生徒や教員、来賓など多くの出席者が一堂に会した。
生徒の自主自立の精神を重んじる同校。今回の節目を「今後の伝統を作る出発点」と位置づけ、式典では生徒らに未来の歴史を紡ぐ担い手として自覚を持つよう促した。
高橋校長は式辞で中国の故事「飲水思源」(井戸の水を飲む際には、井戸を掘った人の苦労を思えという意味)を引き合いに「これまでの多くの人の苦労に感謝しつつ、私たち自身も自ら井戸を掘り、時代を切り開いていかなければならない」と激励。生徒代表として壇上に上がった生徒会長の柏木大智さん(高2)は「逗子開成の伝統を継承していくと同時に、挑戦や変革も必要だ。困難に直面しても挑戦し続ける。今日はその誓いを立てる日」と宣言した。式典では平井竜一市長ら来賓が祝辞を述べたほか、同校吹奏楽部や和太鼓部の演奏、海外の提携校や同校OBからのメッセージビデオも上映された。
横須賀版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|