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在宅医療クリニック 「訪問診療」で生活支える 市内全域をエリアに今春開院
診療に出向く畑山医師と看護師
医師が定期的に患者宅を訪れる訪問診療を柱とする「恵徳会（けいとくかい）在宅医療クリニック」（柄川順（えがわすなお）院長）が５月、市内逸見に開院した。特別養護老人ホーム「恵徳苑（けいとくえん）」を運営する社会福祉法人 恵徳会が母体で、同特養ホームに併設されている。横須賀に多い坂や階段が支障となって通院が難しい人や、自宅で過ごしたいと希望する寝たきり高齢者らの生活を支えていく。市内全域を訪問エリアとし、24時間、医師や看護師が連絡を受けられる体制を整えている。
訪問診療では、がんや難病、終末期にも対応する。胃ろうの人や在宅酸素療法を行っている患者に対しても、医師と看護師が定期的に自宅まで足を運ぶ。神経内科が専門の医師がいることも大きい。認知症、パーキンソン病などに関しても専門的な診察が行える。
「命・人・心を大切にする」という法人理念のもと、医療と福祉の連携により、これから地域のニーズに応えていく。
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