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住宅型老人ホームハビタスカーマ 「急な介護」必要なときは 手早い審査で迅速対応
４人に１人が65歳以上の高齢者である横須賀市。在宅で介護している家庭も多いが、家族の病気や旅行・出張、親戚の突然の不幸などで急に面倒を見られなくなる場合はどのように対応すればよいのだろうか。
西浦賀の住宅型老人ホーム「ハビタスカーマ」では、一時的な介護の受け入れ先として利用できる短期入所（ショートステイ）枠を設けている。通常、ショートステイの利用には、担当のケアマネージャー（介護支援専門員）を通して希望日を予約する。しかし短期入所は人気が高く、定期利用者で数カ月先まで埋まっており、急な利用の際、受け入れてもらえない場合があるという。
同ホームでは、長期入所用とは別に緊急受け入れ用のベッドを確保している。加えて一般的に数週間かかる入所審査を１・２日で行うことで、スムーズな受け入れを目指す。このような緊急用の体制を敷いているのは市内でも珍しいという。入所期間中は、訪問診療や健康相談を通し、利用者の体調変化に迅速に対応。介護・看護スタッフが情報を共有しながら生活を見守る。車椅子の利用者も寝たきりの人も入浴できる機械浴も完備。リハビリを専門とした作業療法士も在籍しているので、一人ひとりに合った機能回復訓練が受けられるのも心強い。
頑張りすぎない介護を
長い介護生活では、適度な息抜きも必要。数週間のあいだ介護のプロに任せるのも選択肢の一つだ。短期入所の場合、利用者の状態をよく把握できていないことが原因でトラブルや事故につながるケースも見受けられるが、同ホームでは家族との面談や利用者の健康状態を第一に考え、快適な生活を支援する。
本入所を確約するものではないので体験入所としての利用も可能。認知症の人も積極的に受け入れている。
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