坂本龍馬の妻・おりょうの眠る寺がある大津地区で、「おりょうさんポスト」設置計画が進行している。大津3丁目町内会が中心となり、今年10月に行われる墓前祭に合わせて完成させたい意向だ。
再婚後、米が浜で亡くなるまでの約30年間を横須賀で過ごしたおりょう。生前から面倒を見ていた信楽寺(しんぎょうじ)(大津町3丁目)の新原了雄住職らの好意により、同寺門前に墓が建立された。
同地区では、5年前、坂本龍馬を題材にした大河ドラマに合わせて「おりょうさんの街」と謳ったのぼり旗を掲出。「おりょうと大津の関係をさらに周知させるため」、昨年から同計画を進め出した。同会の西村覚(さとる)会長は「市内には(墓が大津にあることを)知らない人も多い。認知度を上げ、愛着を持ってもらいたい」と話す。
計画では、駅から約100mのところにあるポストを60m程駅側に移転・新設。月琴を奏でるおりょうさんのモニュメントを乗せるという。龍馬とおりょうが日本で初めて新婚旅行をした地として知られる鹿児島県牧園町にある「龍馬とおりょうポスト」を参考にする。設置予定地の隣にある公園は、一昨年「大津おりょうさん公園」と改名。駅前から大津小学校に続く道を「おりょうさん通り」と名付ける計画も持ち上がっている。
大きさや素材は未定。今後、日本郵便株式会社と話を進めていくという。
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