１００キロ超の力士に５人がかりで挑む”豆力士”ら
「うごけー」。土俵上で豆力士が精一杯の雄叫び。「がんばれー」。周囲からは甲高い声の応援が響いた。
今月４日、坂本町にある聖佳幼稚園と横綱白鵬関らが所属する宮城野部屋の相撲交流イベントが桜小学校内の土俵で行われた。
まわしを締めて気合十分の園児たち”豆力士”は親方から指導を受けた後、１００キロを超える本物の力士たちと実際に対戦。押し出され、投げ飛ばされながらも果敢に立ち向かう姿に、見守った保護者らから大きな歓声が上がった。
取り組み後は同部屋特製のちゃんこ鍋が振る舞われ、力士と一緒に笑顔で食事を楽しんだ。
３代前の親方が同園に隣接する不入斗中学校の卒業生だった縁で行われるようになった交流会。今年で33回目を迎える恒例行事となっている。石塚薫子園長は「力士との触れ合いを通じ、礼に始まり、礼に終わる相撲道を感じてくれたら」と話している。
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