日も傾きかけた夕暮れ時、野球少年らが練習の手を止め一斉に整列すると「白波は、白波は〜」とチャイムに合わせ元気な声を響かせた―。
市内の幼稚園から小学生までが活動する少年軟式野球チーム「横須賀ジャガーズ」では、練習の途中、午後5時のチャイムに合わせて大声で歌うのが日課となっている。
きっかけは今年1月。市が郷土愛の醸成をめざし防災無線の音楽を市歌に変更。これに気づいた三浦崇監督の「皆で歌おう」の一言で始まった。最初は上級生しか歌詞を覚えていなかったが、徐々に下級生も自然と口ずさむようになり、今ではメンバー40人全員で斉唱している。
同チームは今月行われた市少年野球大会で優勝するほどの実力を持つ。「市を代表するチームとして市歌は歌えないと」と三浦監督。また練習の後半、集中力が下がりかけているタイミングでもあり、大声を出して士気を上げる効果もあるという。「せっかくなら市の大会でもみんなで歌えたらいい」と話した。
タウンニュース横須賀編集室のフェイスブックページで斉唱の様子を動画で紹介
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