神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2019年7月5日 エリアトップへ

「失敗の3年間」 竹岡力さん(横須賀高卒 26歳)

スポーツ

公開:2019年7月5日

  • LINE
  • hatena
プラカードを持って行進する
プラカードを持って行進する

 野球を始めたのは中学校に入学してから。「遅れを取り戻すために何が必要か」を自己分析し、効率的な練習メニューを組み立てるクレバーな選手だった。努力を重ねた結果、エースナンバーを背負うまでになった。

 高校野球も同じスタンスで挑むつもりだったが、

入学間際の春の公式戦で衝撃を受けた。ベンチに入れず、用具係としてグランドの脇を駆けまわっていると、相手チームのブルペンに東海大相模高の一二三慎太投手が剛球を投げ込んでいた。「これが高校野球のトップレベルか-」。夢を感じた一方、絶望感が押し寄せた。

 その後の3年間は、控え投手に甘んじた。誰よりも走り込み、練習量では負けない自信があったが結果が出せない。ワンポイントでのリリーフを想定して変化球を磨き、チャンスを待ったが、最後の夏も出番は訪れなかった。

 県予選の開会式。入場行進でプラカードを持った。試合を控えるレギュラーメンバーは練習が忙しくなるため、控え選手が担当するのが慣例。「チームのためにできることはないか」そんな思いを抱いて志願した。自分が戦いの場に立てない悔しさは胸の奥にグッとしまいこんだ。

  *  *  *

 部活動を引退し、大学受験に挑んだが志望校へは進めなかった。「野球も勉強も結果を伴わない努力はただの自己満足」。不完全燃焼のモヤモヤを残す3年間となった。

 大学入学後は高校時代の苦い経験を振り払うように、地域活動にまい進。

努力の限界点を意識するようになった。学生団体を立ち上げ地域活性や教育問題に真っ向から挑みこの春、市議選にチャレンジ。選挙戦では喉がつぶれるまで声を張り上げ、市中を駆けまわり政策を訴え、横須賀史上最年少で当選を果たした。

 「限界のその先。今なら超えられる」
 

初の議会で質問に立った
初の議会で質問に立った

本まぐろ直売所

4/26~5/6は休まず営業、毎月第2・4土日は特売日!

https://www.yokosuka-honmaguro.com/

<PR>

横須賀版のローカルニュース最新6

シニア劇団団員募集

パリ五輪出場叶わず

パリ五輪出場叶わず

W(ウインド)サーフィン須長選手

4月29日

響けハンドベル

横須賀学院小

響けハンドベル

6年生がチャリティー演奏

4月28日

「ゴキゲンに生きよう」

田浦中 キャリア教育

「ゴキゲンに生きよう」

メンタルコーチが講演

4月27日

表現の総合芸術

紙芝居ライブ

表現の総合芸術

紙芝居屋まもりん事務所

4月26日

SAMさん提唱「ダレデモダンス」

SAMさん提唱「ダレデモダンス」

日本小児歯科学会の公開講座

4月26日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月1日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook