ふじさわ市民ミュージカル実行委員会の第6代実行委員長を務める 梶原 良一さん 鵠沼桜が岡在住 54歳
「志」胸に奔走
○…総合文化に触れ、元気な藤沢市民を育てることを目的に、6回目の開催を迎えるふじさわ市民ミュージカル。実行委員長という大役にも「実行委員のメンバーみんなに支えられて、初めて全体の責任者になれる」と気負わず、チームワークを大切にする。「委員長はみんながやりやすいように環境づくりをするのが使命」と渉外的な役割に徹し、バックアップしていく。
○…9月の開催へ向け、2月から練習を始めていたが、東日本大震災の影響で一時中断、4月から練習を再開した。「ダンスのレベルも年々上がっている。こんなときこそ心に希望が必要。子どもたちの元気で藤沢の灯りになってほしい」。公演の開催の是非を含めて協議もしたが、あえて開催を決意した。
○…福岡県小倉市生まれ。幼い頃から芝居が好きだった。初めて演じたのは5歳のときで、羊飼いの羊役だった。中学では卓球部に所属していたが、文化祭で演劇部に引き抜かれ、助演ながらも重要な役に抜擢された。「とにかく演じるのが楽しかった」。以降、高校・大学と演劇の世界にのめり込んでいくことに。シェイクスピアの「真夏の夜の夢」を上演したときには、プロの劇団から衣装を借りるほど本格的だった。「そのときのテープを一生の宝物と言ってる仲間もいるよ」と昔を懐かしみながら嬉しそうに話した。
○…1982年、茅ヶ崎市にある松下政経塾入塾を機に藤沢へ。湘南海岸を綺麗にするにはどうしたらよいかについて取り組んだ。「責任を持って努力する」がモットーと言うように、今でも時々、海岸清掃に参加する。現在は(財)藤沢市産業振興財団の事務局長を務める。「小学校5年のときから『志』を胸に行動してきた」と心に目指すところがある。藤沢の経済活性化のために何ができるか―今日も「志」を胸に奔走する。
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