藤沢市教育委員会の委員長に就任した 阪井 祐基子さん 羽鳥在住 58歳
「現地現場主義」第一に
○…「学校へ足を運び、子どもたちがちゃんと笑顔でいるか確認したい」と「現地現場主義」を第一に掲げる。自分の目で実際に現場を見て判断していく方針だ。5月1日付で藤沢市教育委員会の委員長に就任。「一般の代表として発言するレイマンの立場から、教育現場をサポートしたい」と意気込む。注力する取り組みとして、ニーズの高い中学校給食についてや、地域と連携した防災訓練などを挙げる。
○…兵庫県西宮市生まれ。小学生の頃は体が弱く、読書に明け暮れた。「おかげで言語力がついて、いろんなところで発言できるようになった」。中学生になると体力もつき、弁論大会に出場したり、生徒会役員を務めるなど、活発な生徒に。その後、甲南大学文学部に進学し発達心理学を学んだ。「子どもが育つ環境が大切だと思った」と振り返る。卒業後、母親の経営する(株)リトルメイトへ入社。保育園の運営や幼児教育に携わるようになっていく。
○…自身が働き出した当時、子どもを預けるのは罪悪感の残る時代だった。「だんだん当たり前になってきて、『子育てしなくてもいい』という風潮になってしまった」と吐露する。今は「働くお母さん」が当たり前の時代。「子育ては遊び心を持って楽しんでほしい。我が家ではよくおにぎりパーティーしたり。子どもは『パーティー』って言うと喜ぶから。育てたように子は育つもの。自分に言い訳できない」ときっぱり。働くお母さんの先輩として、また教育委員長として子どもたちの笑顔を守っていく。
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