2016年成人式実行委員長を務める 佐藤 優実奈さん 下土棚在住 20歳
楽しむ心をエネルギーに
○…高校以前から、「一生に一度の成人式では、参加するだけでなく実行委員会に入って運営に携わろう」と自分の番を待ち望んでいた。元々率先してリーダーを務めるタイプではないものの、成人式への思いの強さと「自分に責任を課したかった」という気持ちから委員長に立候補。メンバー8人のまとめ役と実務作業に奔走してきた。
○…多くの同年代の若者が、成人式に対して「退屈で堅苦しい」というイメージを抱いていることに悔しさを感じてきた。「本当はそんなことないよ、と伝えるために、楽しくて思い出に残る式を作り上げたい」と情熱を燃やす。その思いをテーマに込め、「JOY」の文字を入れた。
○…富士見台小学生のころから市内のボランティアに参加し、長後中学以降は主に子ども相手の活動に携わってきた。「子どもが好きで、将来は保育や教育の道に進みたい」と、藤沢清流高校卒業後は市外の女子大に進学し初等教育学科へ。現在は短期大学部から4年制学部への編入を目指している。試験日程と実行委員の活動期間が重なり苦労も多いが「委員会の雰囲気が良く、みんなで仲良く活動できているから、そこに助けられている部分は大きい」。仲間への感謝と、力を合わせて式をつくる喜びを噛みしめる。
○…本番では大人数の前で話す機会も多い実行委員長だが、「実は人前で上がりやすい性格」と苦笑い。中高と吹奏楽部に所属し、ステージでフルートを奏でてきた経験から「舞台の上は緊張するけれど、とても楽しいことも知っている。大丈夫、ちゃんと喋ります」と前を向く。疲れた時には、新江ノ島水族館へクラゲを眺めに行くという。水族館の年間パスポートを持ち、最低でも年5回は訪れている。「疲れた時や悩んだ時は、あのフワフワした姿を見て力をもらう」。好きなものや楽しむことをエネルギーに変え、仕上げに取り掛かる。
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